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紙の豆知識

紙のサイズ「原紙寸法」

書籍、雑誌、カタログ、パンフレット、カレンダー等の印刷製品には様々な寸法、大きさがありますが、それぞれの製品寸法に合わせて紙を抄造するのではなく、大量に生産された定寸法の中から選択し、加工して使用します。

紙の寸法基準として、日本工業規格(JIS)の「原紙寸法」「紙加工仕上げ寸法」があります。

※原紙寸法 紙の原紙(元となる紙)の標準寸法で製品仕上げに必要な断裁余白を含んだ寸法のことです。

判型の寸法比較 単位:mm
判型の寸法比較 単位:mm

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四六判 788×1,091 (mm)
江戸時代の公用紙として、美濃判(197×272mm)の8倍を大八つ判とし出版物によく使いました。この大八つ判32面取りすると四寸二分×六寸二分の紙が取れました。このため、この用紙を四六判、書籍を四六判書籍と呼びました。
B列本判 765×1,085 (mm)
A0判(841×1,189mm)の1.5倍になるのがB0判(1030×1,456mm)で、B5判(182×257mm)が16面32頁取れる全紙がB列本判765×1,085mmです。
菊判 636×939 (mm)
明治十四年頃、東京のある新聞社が新聞を発行することになりました。日本橋の川上正助店がアメリカン・トレージング会社と約定し、用紙を取り寄せました。その紙の寸法はアメリカの標準判で24×27 inでした。このとき、新聞の“聞く”にちなんで菊花をマークとし、この寸法が菊判と呼ばれるようになりました。
A列本判 625×880 (mm)
昭和4年にドイツの規格のA系列を取り入れ、国際規格に一致させて規格化されました。A5判(148×210mm)が16面32頁取れる全紙がA列本判625×880mmです。

紙のサイズ「紙加工仕上げ寸法」

紙加工仕上げ寸法とは、書籍、事務用紙、図画用紙等に加工された仕上がり寸法のことで、A列とB列があります。

A列は縦横の長さの比が1:√2で面積を1㎡を基本A列0判としています。

A列0判は、841㎜×1.189㎜=面積1㎡となり、順次その長辺を半分に切ってA1判とし、以下A10判までとしています。

B列は縦横の長さの比が1:√2で面積1.5㎡を基本B列0判としています。

B列0判は、1.030㎜×1.456㎜=面積1.5㎡となり、順次その長辺を半分に切ってB1判とし、以下B10判までとしています。

紙加工仕上げ寸法 単位:mm
  A列 B列
1,189×841 1,456×1,030
841×594 1,030×728
594×420 728×515
420×297 515×364
297×210 364×257
210×148 257×182
148×105 182×128
105×74 128×91
74×52 91×64
52×37 64×45
10 37×26 45×32
板紙の規格寸法 単位:mm
  寸法
L判 800×1,100
K判(関東) 640×940
K判(関西) 650×950
F判 650×780
S判 730×820
M判 730×1,000
全紙からの紙の取り方
全紙からの紙の取り方

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紙の流れ目「T目、Y目」

抄紙方向と流れ目

一般的に洋紙はパルプ繊維を水に溶かし抄紙機上で連続的に作ります。

そのためパルプ繊維が組合いながら常に一定の流れ方向に繊維が向くこととなります。

この抄紙方向を紙の流れ目といい、どう取るかで縦目(T目)横目(Y目)ができます。

流れ目と寸法表記
流れ目と寸法表記

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紙の表記 縦目(T目) 横目(Y目)
四六判 788×1,091 1,091×788
菊判 636×939 939×636
A列本判 625×880 880×625

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T目Y目では寸法の表記が異なります。T目の場合短い寸法が左側に、Y 目の場合は長い寸法が左側に表記されます。

製本と流れ目

縦長に製本する際はY目、横長に製本する場合はT目を使用します。

めくる方向と直角に流れ目が来るようにすると、めくり易くなります。

流れ目の特徴

流れ目は、繊維に沿っているので同じ方向に破れやすく、折りやすいのが特徴です。

また、濡らすと流れ目に対し垂直に巻き込みます。

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